光山寺公園

光山寺こさじ山は大沢町で一番高い場所(293m)に立地しており、大変見晴らしの良い場所で神戸市剪定の「神戸らしい眺望景観10選」にも選ばれました。

山頂には光山寺が建つ▼般若山光山寺は開創・開基の年代は不詳だが真言宗石峰寺の末寺として創建され、七堂伽藍のあった巨刹として伝えられていました▼はっきりした事は分かりませんが、戦国時代・羽柴秀吉軍の「中国の毛利攻め」の際、秀吉側に付いた三田有馬郡領主:(赤松)有馬法印則頼により三木への進軍中に光山寺を攻撃し焼失したとの説もあります▼光山寺の堂宇が灰塵と化した中にあって、幸運にも十一面観音菩薩像が発見され、 仮堂宇に安置した後・福厳寺の住職がこの地に移し慶長9年(1604)再建したと云われてる▼さらに文化8年(1811)には村民の浄財により堂宇は改修されたがその後・堂宇の火災や明治維新の廃仏毀釈の際、泉養寺の堂宇が取壊され、本尊地蔵菩薩尊像が合祀されることになり明治27年(1894)には管理上の理由ということで光山寺堂宇が福厳寺境内に移築された▼両尊像が小さな堂宇に幽閉合祀されている為、村民や信徒の寄進によって昭和5年(1930)元の光山寺山に移築され共に祀られたが失火で堂宇を消失する(両尊像は難を免れた)等、幾多の難関を経て後・ようやく平成になって町ぐるみで再興する機運が高まり、平成3年1月堂宇が再建され落慶法要を迎え、永年の念願であった観音堂および籠り堂も落成した。 (大沢町自治連合会案内板等を参照)

大沢小学校から光山寺に向かう途中は段々畑が拡がり、田園風景にドップリと浸ることが出来ます。

光山寺に入る脇道は車1台分しか通れない細い道で、少し怖いですが駐車場は思ったより広くて停めやすい。

駐車場からの参道手前にお地蔵さんが・・・。

この場所から少し坂道を上ると山頂に辿り着き、御堂もこの場所に建っています。

木で組まれた展望台も作られていて、ここからの眺めは絶景です。

六甲山の山並みも見ることが出来ますし、少し東に目を移すとフルーツフラワーパークや岡場方面も一望できます。

この山頂には他にも修行大師の石像も有りました。

付近には天狗岩が有りますが、石が風化してしまったのか天狗の鼻らしき形は確認出来なかった。

山道が多いのでこの場所を一巡りするだけでも良い運動になります。